ジャンパー膝(ジャンパーズ・ニー)
Posted on : 2011年10月06日(木)
ジャンパー膝とは名前が示すごとく、バレーボールやバスケットボールなどでジャンプや着地動作を頻繁に行ったり、サッカーのキック動作やダッシュなどの走る動作を繰り返したりするスポーツに多くみられる、使いすぎによる膝のスポーツ障害です。
大腿四頭筋の柔軟性・筋力低下が要因の1つに挙げられます。特に成長期の長身選手は、骨の成長に筋肉の成長が追いつかず、常に筋肉が引っ張られた状態を招いた結果、そのストレスが膝蓋骨(お皿)周辺に蓄積するために起こります。
ジャンプやダッシュなどによる膝関節の屈伸動作を頻繁に、かつ長時間にわたって行った場合、大腿四頭筋が引っ張られることで膝蓋骨、膝蓋腱、脛骨(スネの骨)にまで牽引力が加わり、過度な牽引力が繰り返し加わることで、膝蓋骨周辺に損傷を引き起こします。
症状は膝蓋骨の下に出血、腫れ、微小断裂や、まれに完全断裂に至ります。
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